2010年6月15日火曜日

Vol.31 SIM-J計画/ブリッジ

Bali Resort
ブリッジ
イメージスケッチ        これは1/10の模型として造りました

SLでは、模型を作るときは1/10のサイズが一番楽なようです。
拡大するときに、1m×1mのオブジェクトとセットで拡大すれば
SL最大サイズの10mまで拡大出来ますので、目一杯拡大すれば
確実に10倍になります。  ただ、注意しなければならないことは、
誤差も10倍になるということ。如何に正確に組み上げても、複雑な
形状で繋ぎ合わせると、SLの許容値誤差まで目立つ様になります。

橋は、土木的なデザインとなり、私のRLでの専門では有りませんが、
力学的に美しい形は、飽きの来ない美しさに繋がる。・・・・
確か昔、日大の構造力学の教授が『力学的に美しいものは全て美しい』
と言っていました。かつての未熟な私には、そうとも限らないでしょう~と
生意気な事を考えていました。力学とは、無理やり構築する事もありますが、
無駄を省き、重力が無理なく地面に伝え、そしてそれを支える事によって
見た目の安心感が生まれます。これもデザインの一手法で、私には、決して
建築デザインとは違う学問では無いと思えます。

ブリッジは、人の強力な動線を意味し、その先には、2つの街を接続する役目が有ります。
この先の住宅街に渡ると、山があり、その山との接続箇所では、来客者を受け入れるような
可愛らしいポケットパークが出迎えます。
街を2つに分けた理由は、バリというリゾート地を表現するのに、
バリの歴史を知らなければなりません。ここは、かつての植民地で、
未だに2つの文化が混在してる場所。橋を渡った場所は、
西洋に影響を受けたリゾート型住宅地をイメージしました。
橋は、云わば、2つの文化の架け橋で、バリそのものかもしれません。
住宅地の建物は、時間短縮とイメージを一新するために違うクリエーターに依頼しました。

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